ワクチンについて
当院ではワクチンの予約は電話での予約となっておりますので、診療時間内に電話をかけていただき、予約をお取りください。
診察をしていると時々「ワクチンのすすめ方について教えてください」と聞かれます。
現時点で定期接種だけでも、ヒブワクチン、肺炎球菌ワクチン、ロタウイルスワクチン、四種混合ワクチン、B型肝炎ワクチン、BCG、麻疹風疹混合ワクチン、水痘ワクチン、日本脳炎ワクチン、二種混合ワクチン、子宮頸がんワクチン、これだけあります。
このうち生後2か月から接種できるものには、ヒブ、肺炎球菌、ロタ、B型肝炎ワクチンとなります。つまりお子さんがワクチンデビューするときに接種するものが、この4種類となります。そして、ワクチンは接種間隔、接種時期があるので、スタートしてしまえばあとは自動的に次の予定が決まってしまうものですので、難しく考える必要はありません。
ワクチンの種類
ワクチンには大きく分けて生ワクチンと不活化ワクチンがあります。生ワクチンには、ロタウイルス、BCG、麻疹風疹混合(MR)、水痘(水ぼうそう)、ムンプス(おたふくかぜ)があり、不活化ワクチンにはヒブ、肺炎球菌、B型肝炎、四種混合、日本脳炎、二種混合、子宮頸がん、インフルエンザ、三種混合、ポリオがあります。
接種間隔
令和2年10月より異なるワクチン同士の接種間隔に関して変更が行われ、注射生ワクチン同士の場合は4週間以上開けなければなりませんが(同時接種は除く)、それ以外の場合は特に接種間隔についての規定はありません(000674724.pdf (mhlw.go.jp)参照)。極端な話、インフルエンザワクチンを接種した帰りに、他の医院で日本脳炎ワクチンを接種するということが可能です。
ただし、個々のワクチンの接種間隔、接種時期に関しては今まで通りの規定があります(vaccine_schedule.pdf (jpeds.or.jp)参照)
ロタワクチンに関して当院では、1回目は14週6日まで接種していただくことにしていますので、ご注意ください。腸重積のリスクが増加する可能性があるので、15週以降からの初回接種は行っていません。
ワクチンデビューしましょう
ワクチン接種で忘れてはいけない年齢があります。
①生後2か月、②1歳、③3歳、④年長時、⑤9歳~
①生後2か月になればワクチンスタートです。接種するワクチンはヒブ、肺炎球菌、B型肝炎、ロタワクチンの4種類からになります。ワクチンデビューをされれば、1歳までは自動的にスケジュールが決まりますので、難しく考えないでください。
②1歳になったときには、ほとんどの方が、麻疹風疹混合(MR)、水痘(水ぼうそう)、ヒブ、肺炎球菌の4種類を同時接種され、4週間以上あけてムンプス(おたふくかぜ)を接種されています。その後水痘の2回目が1回目接種より3か月以上あけて、四種混合の追加(4回目)が3回目接種から1年ほどあけて接種となります。
③3歳になると日本脳炎ワクチンがスタートします。3週間以上の間隔をあけて2回接種します。3回目は2回目接種から1年ほどあけての接種となります。
④年長さんになると麻疹風疹混合ワクチンの2回目の接種時期となります。また、任意となりますが、ムンプスの2回目接種もこの時期に推奨されています。
⑤9歳になると日本脳炎ワクチンの4回目の接種時期となりますが、3回目から5年以上あけたほうが効果があるとの報告があり、当院では3回目から5年以上あけての接種をおすすめしています。これ以降は二種混合、子宮頸がんワクチンの接種となります。
ワクチンの接種について簡単にお話ししましたが、途中で忘れていてスケジュール通りに進んでいない方もおられます。個別の対応が可能ですので、
「わからないことは接種時にお気軽にご相談ください。」
かちがわこどもクリニック