当院の診療も昨日で年内は終了となりました。8月のコロナの大流行があったものの小児科的には5月のRSの流行のほうが大変でした。今月に入り感染性胃腸炎(お母さん方は胃腸風邪と言われることが多いようですが)の流行が例年規模ではないものの見られ始めています。家族内に広がるケースもあるので、個人的にはノロが主流なのかなと考えていますが、ノロにしろロタにしろその他のウイルスにしろ治療としては変わることなく水分補給、下痢に対する整腸剤(下痢止めではありません)によるものになります。水分補給に関しては、嘔吐した場合には、最低1時間は与えず、1時間以上たってから小さじスプーン1杯ずつ、2,3分間隔で与えはじめるのがよいと思います。固形物は可能ならその日は与えないほうがいいと思います(あくまで私見です)。
今年の年末年始は昨年とは比較にならないほど人の移動があるようです。オミクロン株の市中感染もすでにみられていますので、来年早々コロナに関しては気を付けていかなければならないと思いますが、今まで通りの感染対策(マスク、手洗い、手指消毒、換気、密回避)を行っていくしかないと思います。
アメリカ留学をしていた娘ですが、26日に帰国しました。アメリカからの入国者は3日間政府の指定する宿泊施設に待機ののち入国後から14日は自主隔離となりますので、現在は暇な時間を政府指定施設で過ごしており、今日PCR陰性なら、1月10日まで羽田空港近くの帰国者受け入れ可能なホテルで過ごします(自宅での完全な隔離は難しいので)。
よいお年をお迎えください。